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ティール組織に振り回された人たち

岡田充弘です。

 

最近流行りのホラクラシーやティール組織に影響されて、バランスを崩してしまった会社は少なくないと聞きます。似たような概念は昔からありましが、経営者にとってリーダーシップを発揮し続けることは時に苦しく、民主主義的な理想郷に飛びつきたくなる気持ちも分からなくはありませんが、表面的なところだけ真似しようとしても、社員のレベルや会社の仕組みがついてこなければ、かえってハレーションを起こしてしまうことになります。
 
個人的には、ある程度の規模までは全然ワンマンでいいと思いますし、そこから丁寧に人創りをしていくことで、自立的な文化が自然と醸成されていくように思います。そもそも、わがまま坊やを作るのと、自立型人材を作るのとでは、その手段も意味も大きく異なります。後者は知性と我慢が必要になってきますが、前者は意外と経営者自身がそうだったりするのが難儀なところです。

 

日々精進