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任天堂を手の平返しで称賛する人たち

岡田充弘です。

 

かつて任天堂の業績が下がって、赤字に陥った時、多くのにわか評論家はスマホ対応に乗り遅れたことが原因だと騒ぎ立てました。その後スマホアプリも出したが、据え置き専用機のSwitchを出すことで、急激に業績を回復させました。スマホ対応が原因だったのでは?SV・MBA的な発想だとまぁそうなりますよね。。
 
この件は、新規事業とりわけ娯楽の世界では、いわゆるアカデミックなセオリーが如何にあてにならないかを証明しました。あと業績が悪かったときも、実質無借金でキャッシュフローはめちゃくちゃにあったので、潰れることはまずありませんでした。いわゆる業績リストラも行っていません。独創の精神とゲーム人口の拡大という普遍の使命がこそが、同社のこれまでを支えてきたのではないでしょうか。
 
私も外資コンサルを辞めて実業の世界に来てからは、長期的な哲学は短期的な戦略にまさる、ということを日々実感するように。

 

日々精進